目の水晶体の細胞は一生入れ替わらない?白内障の予防方法を紹介!

内臓の健康やボディラインの崩れなど、気を使ってらっしゃる方は多いと思います。ところで、目はどうでしょうか?目の健康は気にしていますか?

 

40歳を超えると、目もだんだん老化してきます。目の病気はドライアイ、緑内障、加齢黄斑変性、白内障、飛蚊症 など加齢とともにいろいろな病気にかかりやすくなります。

 

目の細胞は一生入れ替わらない?!

 

 

少し身体に悪い生活をしていても、生活を改めれば細胞は入れ替わるから大丈夫!と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?たしかに身体の大部分の組織は入れ替わることができます。

 

一説には
皮膚は28日
胃腸は40日
血液は127日
骨は200日
肝臓・腎臓は200日

で細胞が入れ替わるとされています。(諸説あります)

 

ただし「入れ替わらない細胞」もあります。神経細胞(脳・神経の細胞)や心筋細胞(心臓の細胞)は成長するときに増殖した後は基本的に細胞分裂はせず入れ替わりません。

 

さらに、生まれてから一度も入れ替わらないタンパク質も存在します。それが、軟骨組織と眼球の水晶体を構成する「クリスタリン」です。

目の水晶体の一部はなんと生まれてから死ぬまで入れ替わることがないのです。そしてその水晶体の一部「クリスタリン」の異常により起こる病気が白内障です。[1]

 

そうなんです、目の細胞の一部は生まれてから死ぬまで一生入れ替わらないのです。

 

 

40歳を過ぎたら白内障に注意

 

 

40歳以上になると目の病気が増えてきます[2]。白内障もその一つです。水晶体はよくカメラのレンズに例えられますが、その水晶体が白色や茶褐色に濁り、クリアな視界が得られなくなるのが白内障です。白内障というと簡単に考えがちですが、進行してしまうと失明の恐れもあります。

 

加齢とともに視力は低下するものですが、それに加えてモノがかすんで見えたり、ぼやけたり、明るいところで見えにくいなど感じたら、白内障の前触れかも知れません。

 

 

加齢性白内障の原因の一つはAGE

 

 

白内障でもっとも多いのが、加齢とともに増えてくる加齢性白内障です。その発生にはAGE(終末糖化産物)が深く関係しています。水晶体にAGEができると、水晶体の構造が変化して透明性が下がってきます。[1]

 

さらに、パンを焼くと褐色になるように、AGEには物質を褐色にする作用があるため、水晶体の濁りの原因にもなるのです。水晶体は一生入れ替わらないので、AGEは溜まり続け少しずつ蓄積し透明性をなくしてしまいます。[1]

 

また、紫外線も白内障の原因となります。日本人で最も多く見られる皮質白内障というタイプでは、紫外線との関係が知られています。[3]

 

AGEについて詳しく知りたい方はこちらをチェック!糖化って何?見るだけで差がつく美肌イチオシ情報!

 

 

糖化を防いで白内障予防!

 

 

目の水晶体にAGE(終末糖化産物)が溜まることが白内障の一因になるため、糖化を防ぐことが非常に大切です。
AGEは一度溜まってしまうと減らないことが分かっています。そのため、いかにAGEをためないようにするかが白内障予防につながります。[4]

 

糖化を予防し、AGEを溜めないために必要なことは

  • 糖質を食べすぎない
  • 適度な運動をする
  • 糖化を予防するお茶を飲む

 

 

①糖質を食べすぎない[4][5]

糖質を食べすぎると血糖値が上がりAGEが溜まりやすくなります。そのため、低糖質なお食事をこころがけることはダイエットだけではなく目の健康にも大切なのです。

 

ご飯やパン、甘いものをたくさん食べる習慣がある方は身体にAGEが溜まりやすくなっています。もちろん目の水晶体にもAGEが溜まってしまいます。ダイエットが特に必要ない、という方も低糖質なお食事をすることで身体の糖化を防げるため、目の健康だけでなく生活習慣病の予防など様々な健康メリットがあります。

 

②適度な運動をする[4][6]

<食後1時間以内の軽い運動>
食後1時間以内に運動をすることで糖化を防ぐことができます。この場合ハードな運動でなく、15分程度のウォーキングと20回程度スクワットをするだけでOKです。

 

ランチの後に少し階段を上り下りしたり、立って洗い物や掃除をするなど身体を動かすだけでも違います。食後ゴロゴロしてしまう習慣のある方は少し動いてみるようにしましょう。

 

また、食後に動きたくないほど食べてしまうのは明らかに食べすぎですので要注意。

 

<筋力トレーニング>
さらに、筋力トレーニングで筋肉を増やすことも糖化予防になります。筋肉は多くの血糖を蓄積してくれる役割があるので筋肉量が多ければそれだけ血糖値の上昇を抑えてくれます。

 

40歳頃から身体のAGEが増えてきてしまいますが、筋肉が減ってきてしまうことも一つの原因となります。筋肉量が減ればそれだけ血糖値が上がりやすくなり、AGEが増加する原因になってしまいます。できるだけ筋肉量を維持するためには筋トレを習慣的にする以外に方法はありません。

 

またハードすぎる運動も身体を老化させるため、しっかりアンチエイジングをしたい方は一度プロに相談してみるのも良いでしょう。

 

③糖化を予防するお茶を飲む


AGEを溜まりにくくするお茶を食事中や食後に飲むのも効果的です。ルイボスティー、緑茶などに糖化防止の効果が期待できます。[6]詳しくはこちらの記事をチェックしてみてください。飲むだけで肌のたるみを予防できるお茶13種類を一挙紹介!

 

 

目に必要な栄養素をとろう!

 

 

水晶体にAGEが生じるのは、紫外線による酸化の影響もあります。そのため、酸化を防ぐ抗酸化物質や、目の健康を保つビタミン等の栄養素をとることも大切です。

 

・粘膜を健康に保つビタミンA

ビタミンの中でも、特に目との関係が深いのがビタミンAです。ビタミンAには目の粘膜や角膜を健全に保つ役割があり、不足するとドライアイや暗い場所で目が見えにくくなる夜盲症(とり目)を引き起こしてしまうことがあります。[7]

 

ビタミンAは目の健康を保つには不可欠な栄養素だということを知っておきましょう。

 

 

・抗酸化力の強いビタミンCとE

ビタミンCとEには高い抗酸化作用が期待できます。紫外線や酸化ストレスも白内障の原因となるため、抗酸化物質をしっかりとっておきましょう。[7]

 

ビタミンCとEは相互に助け合って働く機能があるため一緒にとるとさらに効果的です。

 

特にビタミンCは白内障の発症・進行に関連が強いことがわかっています。英ロンドン大学キングスカレッジのチームが英の眼科学誌「Ophthalmology」(電子版)の2016年に発表した双子の研究があります。

Genetic and Dietary Factors Influencing the Progression of Nuclear Cataract https://doi.org/10.1016/j.ophtha.2016.01.036

研究チームは、どの栄養素が進行をくい止める効果があるかを突きとめるために、英国の女性の双子324組(調査開始時の平均年齢62歳)を対象に10年間追跡し、食生活と白内障の発症、進行の関連を調べました。双子を対象にしたのは、白内障の発症に遺伝的要因があると考えられていたためです。

 

すると、ビタミンCの摂取量が多い人は、少ない人に比べ、白内障発症リスクが20%低かったそうです。また、進行する度合いも33%低下したといいます。白内障を発症した双子同士を比較すると、症状の進行にみられた差のうち遺伝的要因は35%で、残りの65%は食生活の影響が占めたそうです。

 

これまで考えられてきたより、遺伝的要因は少なく、食生活の影響が半分以上占めているのです。

 

ビタミンCが白内障予防に効果があることは、日本でも国立がん研究センターが2007年に発表した調査で明らかにしています。全国の3万5186人の男女(45~64歳)をビタミンCの摂取量で5つのグループに分けて比較した結果、ビタミンCを最も多くとっている人は、最も少ない人に比べ、白内障の発症率が男性で35%、女性で41%も低かったそうです。

国立がん研究センター 予防研究グループ 多目的コホート研究(JPHC Study)ビタミンC摂取と老人性白内障発症の関係について

 

・ルテイン・ゼアキサンチンで目の病気を予防

加齢黄斑変性症に有効なサプリメントとされています。最近の研究論文では白内障の進行を抑制する効果があるといわれています。白内障以外にも様々な目の病気を予防する効果が期待できます。[8]

ルテイン含有抗酸化サプリメントの白内障進行抑制の可能性
─白内障患者における内服前後の房水中過酸化反応および水晶体前囊の抗酸化関連蛋白質の発現変化
日本白内障学会誌 30:13〜21,2018©

 

 

・眼精疲労にはアスタキサンチン

アスタキサンチンは、海藻やサケ、エビ、カニ、イクラなどの魚介類に含まれる赤い色素です。自然界に広く見られる色素であるカロテノイドの一種であり強い抗酸化作用が期待できます。

アスタキサンチンは、強い抗酸化作用で目の新陳代謝を良好にし、血流を促す働きがあります。それにより目の疲労が軽減され、ピント調節機能がスムーズになります。パソコンやスマートフォンをよく使う人や、老眼で目が疲れやすい人に効果が期待できます。[9][10]

 

 

まとめ

 

 

目の健康に大切なこと、白内障予防に必要なことをまとめてみましょう。

 

糖化を防ぐ

  • 糖質を食べすぎない
  • 適度な運動をする
  • 糖化を予防するお茶を飲む

 

目に必要な栄養素をとる

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE
  • ルテイン・ゼアキサンチン
  • アスタキサンチン

 

目の水晶体である「クリスタリン」は一生入れ替わらない、ということがわかりました。一度白内障などの病気にかかってしまうと、通院や手術が必要になるなど大変です。

 

白内障の発症を完全に防ぐことはできませんが、サプリメントをとったり適切な日常生活を送ることで、予防したり、進行を遅らせたり、大幅な悪化を避けることができます。是非できることからはじめてみてください!
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参考文献

[1]AGE牧田クリニック AGEとは?

[2]戸塚駅前鈴木眼科 40代過ぎたら気にしてほしい眼の病気!老眼・白内障・緑内障

[3]紫外線による 健康影響 – 環境省

[4]老けたくないなら「AGE」を減らしなさい カラダが糖化しない賢い生活術 – 牧田善二著 2012/5/16 SBクリエイティブ ISBN-10 ‏ : ‎ 4797367989

[5]Glycative stress and anti-aging: 14. Regulation of Glycative stress. 2. Inhibition of the AGE production and accumulation Masayuki Yagi, Yoshikazu Yonei;Glycative Stress Research 2019; 6 (4): 212-218 (c) Society for Glycative Stress Research

[6]最新医学が教える最強のアンチエイジング 米井嘉一 日本実業出版社 (2019/3/14) ISBN-10 ‏ : ‎ 4534056753

[7]医療法人社団 東京みどり会 池袋サンシャイン通り眼科診療所 184.目によい食べ物は?

[8]機能性表示食品におけるルテインとゼアキサンチンの科学的根拠 橋本正史 ;ファルマシア Vol. 52 No. 6 2016

[9]The effect of astaxanthin on inflammation in hyperosmolarity of experimental dry eye model in vitro and in vivo; HuiLi, JiangfengLi,Experimental Eye Research Volume 197, August 2020, 108113
https://doi.org/10.1016/j.exer.2020.108113

[10]Effects of astaxanthin on accommodation,critical flicker fusion, and pattern visual evoked potential in visual display terminal workers ,Yasunori NAGAKI ,J.Trad. Med.19.170-173,2002

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