ダイエット失敗と老化の原因!?慢性炎症とは?

炎症とは免疫反応によって体に起こっている異常を正常化するために体に現れる症状です。
赤くなる、熱を帯びる、腫れる、ずきずき痛む、などは比較的簡単にイメージできるかと思います。
炎症はそれだけではなく、炎症した箇所の機能が低下することも炎症反応と言えます。
今回はその炎症が正常にならない事によって、自覚なくダイエットや老化に悪影響を及ぼしているかもしれない「慢性炎症」に関してお伝えしていきます!
炎症の原因とは?
炎症は異常を排除して正常化するために起こると書きましたが、炎症の症状があらわれる原因は「炎症性サイトカイン」と呼ばれる物質です。
サイトカインとは免疫細胞から分泌されるタンパク質で、サイトカインの受容体と結合すると様々な生理反応が起きるのですが、その中でも様々な炎症の症状を起こすサイトカインを「炎症性サイトカイン」と呼んでいます。
ちなみに炎症を抑える働きをもつサイトカインは「抗炎症性サイトカイン」と呼ばれます。
「炎症性サイトカイン」は悪者?
炎症を引き起こすと書くと一見悪者のように感じてしまうかもしれませんが、炎症は体を守るために必要な生体防御反応です。
「炎症性サイトカイン」のカテゴリーには、IL-1(インターロイキン-1)という物質(IL-1αとIL-1β)とTNF-αという物質があります。
これらの物質は下記のように働きます。
・血液中の白血球が血管の外に出られるようにするため、血管内皮細胞に働きかけて接着因子を誘導する働き
・脳に働きかけて発熱を起こす働き
・肝臓に働きかけて急性期タンパク質を増加させる働き
このような働きにより炎症を促進させ、体を徐々に正常化していきます。
ちなみにこの急性期タンパク質は炎症マーカーとして体内で炎症が疑われるときに測る指標となるタンパク質です。
慢性炎症とは?
今回お伝えしたい内容がこの「慢性炎症」についてです。
炎症の症状は大きく分けて「急性炎症」と「慢性炎症」に分類されます。
急性炎症は一般的に知られている、赤くなったり腫れたりする症状が起きて徐々に収まっていく自然な免疫反応です。
そして「慢性炎症」についてですが、これを説明する前に「マクロファージ」について解説します。
先ほど紹介したサイトカインは「マクロファージ」と呼ばれる免疫細胞から作られます。
このマクロファージは、死んだ細胞や異物を捕食して処理してしまうという役割があります。
このマクロファージそのものが、老化の影響により機能が低下するケースがあります。
マクロファージの老化によって異物が除去しきれない場合、炎症の原因となる異物が体の中に残ってしまう事になり、異物がまた新たに入ってくるなどして炎症が終わらない状況が生まれると「慢性炎症」となります。
脂肪も炎症の原因になる!?
脂肪も実は炎症の原因となります。
すこし皮下脂肪がついているくらいでは問題ありません。
しかし、脂肪が増えて皮下脂肪では処理しきれず内蔵脂肪になったり、異所性脂肪といって筋肉内に霜降り肉のように脂肪細胞が蓄積されたりと、他の部位にどんどん脂肪組織が増えてくる場合、説明した炎症性サイトカインが分泌されるなど炎症が誘発されます。
加齢によって炎症が加速
女性の場合は加齢によって女性ホルモンのバランスが大きく変化します。
過去の研究では女性ホルモンの一つである「エストロゲン」がない場合、低グレードの全身性炎症が発見されました。
その後エストロゲンと血圧を下げる薬によって全身性炎症が軽減し、女性ホルモンの低下により炎症が起きやすい状況になることが示されました。
・免疫細胞の能力の低下
・エストロゲンの減少
・肥満
慢性炎症の怖さ
慢性炎症は常に炎症が起き続けることによって、組織を固くしてしまうなど、内蔵を変異させて機能を低下させます。
そして、炎症の原因である異物が除去しきれないため、活性酸素が発生し続けます。
活性酸素は老化の原因ともいわれる「酸化ストレス」の犯人で、多すぎると活性酸素にさらされた細胞のDNAが傷ついてしまい、ガンや生活習慣病、心血管疾患のリスクが上がります。
炎症が慢性化しDNAが傷ついて細胞が老化すると、組織の機能も老化します、そうすると炎症が起こりやすくなり、更に老化が加速する…
といった恐ろしい悪循環のループができ上がってしまうのです。
40代以降に急激に病気や不調などが増え始めるのには、こういった慢性炎症も原因の一つとして背景にあるのです。
そして炎症を引き起こす「炎症性サイトカイン」が増えると、血管などを経由して様々な場所で炎症を引き起こすなど、炎症が体全体に巡っていきます。
こうして慢性炎症が増え、内臓の機能などが低下し、代謝が落ち込み痩せにくくなったり体調を悪くしたりするケースもあります。
慢性炎症はどうやったら抑えられる?
慢性炎症の原因は様々ありますので、取る対策は個人差があります。
共通部分として
・炎症を引き起こす原因から離れる
・抗炎症作用のある食事やサプリメント
・抗酸化作用のある食事やサプリメント
・適度な運動
・肥満体型の場合はダイエット
これらが挙げられます!
次回以降別記事でしっかりと解説させて頂きたいと思いますが、
簡単に例を挙げると
抗炎症作用があるオメガ3脂肪酸やブルーベリー
抗酸化作用のあるビタミンCやアスタキサンチン
これらは代表的な抗炎症、抗酸化成分なので非常にオススメです。
まとめ
今回の記事はなるべく専門用語を書かずにわかりやすく書きたかったのですが、少し見慣れない単語が多かったので、少々わかりにくかったかもしれません。
年齢を重ねると老化や炎症の悪循環がより加速しやすくなってしまう事を把握して頂き、生活習慣に不安がある方は、是非食事内容や運動の開始など、健康に関する意識レベルを少し高めていただけると嬉しく思います。
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