Wattbikeとは?ウォーミングアップに向いてる?股関節への運動効果について

いきなりですが、後ろ腿(もも)やお尻って使えていますか?普段から意識してトレーニングはしていますか?後ろ腿やお尻の筋肉が減ってくると、お尻が垂れて後ろ腿はブヨブヨになり、膝痛や腰痛の原因にもなってしまいます。

そこでおすすめしたいのがWattbike(ワットバイク)です!

Wattbikeとは?

Wattbike(ワットバイク)とは自転車型のトレーニング器具のことです。

今年大変話題になったラグビーの日本代表はこのWattbikeを練習に取り入れています!また、世界TOPチームのNZオールブラックスがWattbikeを使っていることも有名です。

Wattbikeは様々なスポーツ選手に採用されていますが、実は病院でリハビリなどにも多く使われているのです。元オリンピック選手の清水宏保さんは高齢者やリハビリのためにも効果があるとご自身の施設で取り入れてらっしゃいます。http://wattcycling.jp/shimizu/index5.php

Wattbikeのどこがすごいのか?

Wattbike(ワットバイク)では自分が下半身のどこの筋肉を使って漕いでいるのかが、モニターで表示されるので一目瞭然なんです!日本人は、欧米人に比べて腿の前側が発達していてハムストリングス(後ろ側)が弱い傾向があります。

加齢とともに下半身の筋力は上半身に比べて衰えやすいのですが、特にお尻や後ろももは意識しづらい筋肉のため、筋肉量が低下しやすいのです。女性はヒールを履くので更にこの傾向が強くなります。前腿の筋肉が強すぎると後ろももの筋肉は使われにくくなりお尻も垂れてしまいます。[1]

そして前ももと後ろもものバランスが悪くなると膝痛や腰痛の原因になる可能性があります。

ひざが曲がったままの高齢者の方がよくいらっしゃいますよね?原因のひとつは、前腿、後ろ腿の筋肉バランスが悪い(前腿の方が強く後ろ腿が弱い)ためと言われています。[1]

40歳頃から、床に座って脚を前に伸ばすとヒザが伸びずに少し曲がってしまうという方がとても多くなります。どうですか?しっかりひざは伸びていますか?座った時ヒザの後ろに隙間が多くできていたら、前腿のほうが強く後ろ腿のほうが弱いということです。

お尻や後ろ腿はとても意識しづらいのですが、Wattbikeではどの筋肉を使っているかがすぐにわかるので漕いでいる最中に意識しやすくなります!

Wattbikeのモニター表示

こちらがWattbikeのモニター表示です。まず左右のペダルでの力の入れ方がわかります。モニター表示を見ると右脚の力が強く(60%)左足が弱く(40%)とバランスが悪いことが分かります。

前腿をメインに使っていると、表示がこのようになります。前腿ばかりに力が入っていると、円が二つにわかれてしまいます。

後ろ腿やお尻をしっかり使えるとモニター表示はこうなります。お尻や後ろ腿などをきちんと使えていると表示される円がひとつになります。

このモニターがあると漕ぐのが結構楽しいんです!みなさん、ゲーム感覚でキレイな円を描くようにペダルを漕いでいますよ!モニター表示があることで後ろ腿やお尻もしっかり使えるので、40歳以上の方に特におすすめしたいトレーニング器具です。お尻をキュッとあげるのにも、もちろん効果抜群なんですよ!

きちんと漕いでると嫌でもお尻や後ろ腿が痛くなってきます(笑)

その後のトレーニングやウォーキングに効果を発揮する

5REPSではWattbikeをトレーニング前のウォーミングアップに使うことが多いのですがこれには理由があります。

それは、「Wattbikeに乗った後は後ろ腿やお尻を意識しやすい状態が続く」ということ。モニター表示を見ながら、しっかり後ろ側を使っているとその後のトレーニングのときも身体の後ろ側を意識しやすくなります。

例えばスクワットをしたことがある方は

「前モモにばかり負荷がかかる気がする」

「お尻に効かせるのが難しい・・・」

「ふくらはぎにすごく力が入ってしまう」

と、思ったことはありませんか?しかし、Wattbikeに乗った後だととっても意識しやすくなるんです。その後歩くときもお尻や身体の後ろ側を意識しやすくなるため、姿勢改善にも一役買います。

Wattbikeは実はまだあまりパーソナルトレーニングジムでは取り入れられていません。確かパーソナルジムではまだ5REPSだけだったはずです。

股関節への運動効果がすごい!

股関節(こかんせつ)がどこにあるか、知っていますか?

股(また)という言葉から、いわゆる股間のあたりを連想しそうですが、実際にはもう少しお尻に近いあたりで、太ももの骨が骨盤と接する部分の関節が、股関節なのです。

そのため股関節に障害が起こると、お尻や太もも、腰などに痛みが出やすくなります。また、歩き方にも影響が出て、腰やひざにも負担がかかります。坐骨神経痛や腰痛、あるいはひざ痛などの原因が股関節にあることも少なくありません。

股関節は、日常のすべての動作に影響しています。例えば歩いたり、階段を上ったり、いすから立つといった動作は、すべて股関節がうまく動くからスムーズな動きができているのです。[2]

ゴルフや野球などのスイングをする場合も、ほとんどの人は腰の動きと思っていますが、基本となるのは股関節です。股関節がうまく動かないと、腰もスムーズに回転しません。ところが加齢とともに、だれでも股関節の動きが悪くなります。

それには2つ理由が挙げられます

(1) 股関節や周囲の筋肉などが硬くなる。
(2) 股関節を支える筋肉が弱る。

歩幅が狭くなった(大また歩きがしにくい)、階段の昇り降りがスムーズにできない、平らなところでつまづく、という方は股関節回りの動きが悪くなっている可能性がありますので早めに対策することをおすすめします。[2]

Wattbikeは通常スポーツクラブにおいてあるようなエアロバイクと違い前傾姿勢になって股関節を前から後ろに円を描くように大きく動かすので股関節回りの柔軟性を改善したり、股関節回りの筋肉を強化する効果が期待できます。加齢とともに股関節回りの筋肉は硬くなり、可動域も狭くなってしまいますので、しっかり動かしておきたい部分です。

40歳前後から少しずつ柔軟性や筋肉量が低下してきますので、5REPSではWattbikeをはじめ加齢のメカニズムをふまえたトレーニングを取り入れています。

まとめ

Wattbikeは

・左右のバランスの改善、

・普段使いにくい後ろ腿とお尻の強化、

・キュッと上がったお尻、引き締まった後ろ腿

・股関節回りの柔軟性向上や筋力アップへの効果

などが期待できるため、特に加齢が気になってくる年代や若々しい身体を保ちたい方に取り入れてもらいたいトレーニング器具です。Wattbikeを体験してみたいという方は是非無料カウンセリングにおこしください。

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参考文献

[1]下肢筋力の加齢変化:―最も筋力低下を起こしやすい下肢筋は何か?―理学療法学Supplement 2008(0), A3P1055-A3P1055, 2009 公益社団法人 日本理学療法士協会

[2]図解入門よくわかる股関節・骨盤の動きとしくみ (How‐nual Visual Guide Book) 単行本 – 2013/3/8
國津 秀治 (著) 出版社 ‏ : ‎ 秀和システム ISBN-10 ‏ : ‎ 4798036838

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