スクワットで膝が痛くなる原因とは?痛めない方法についても解説!

体の中でも特に大きい部位である太もも。
スクワットは太ももを効率よく鍛えられるトレーニングの代表的な1つですよね。
動きがシンプルでバリエーションも豊富なためトレーニングに取り入れやすいですが、間違ったフォームで行うと別の部位を傷めてしまう可能性があります。
特にスクワットをしていて膝が傷むと感じたことがある方は多いのではないででしょうか?

スクワットで膝が痛くなる理由
スクワットで膝が痛くなるのはいくつか原因が考えられます。
ご自身のフォームで当てはまるものがないかどうかを確認しましょう。
スクワットフォームが間違っている
スクワットは大腿四頭筋やハムストリングス・大臀筋などの、体の中でも比較的大きな部位の筋肉を効率よく鍛えられるトレーニングです。
スクワットをしている方の中には、脚を曲げた時に膝がつま先よりも前へ出ないように心掛けている方も多いのではないでしょうか?
ただ脚を曲げた時に膝がつま先よりも前へ出ないように心掛けているあまり、フォームが間違っている可能性があります。
間違ったフォームで動作を行うと膝に負担がかかって、膝が傷む原因になってしまうので注意しましょう。
股関節をうまく使えていない
スクワットのフォームを注目して見てみると、下半身を満遍なく使っていることが分かります。
しかしスクワットで膝を傷めてしまう方は、膝を優先的に使い動いているかもしれません。
スクワットの動作はお尻を下げる動きから始まります。
お尻を下げる時は股関節を使うため、股関節が極端に固い場合は股関節が使えていないことが多いです。
膝が傷む方で股関節に柔軟性が足りないと感じる方は、股関節のストレッチも合わせて実施してみてはいかがでしょうか?
おすすめ記事:股関節の痛みをやわらげるストレッチと運動を解説!自宅で簡単トレーニング
負荷が大きすぎる
スクワットはノーマルな動き以外にも、様々な種類がありバリエーションが豊富です。
そのため筋力アップやボディメイクなど、目的に応じて適切な負荷をかける必要があります。
自重でもダンベルなどの器具を使っている場合でも、基本のスクワットに負荷を加えてトレーニングしている方は、1度負荷の大きさやフォームを見直してみましょう。
スクワットで膝がポキポキ鳴るのと痛みは関係ある?
お尻を下して膝が屈伸する時に、関節がポキポキと鳴った経験がある方も多いのではないでしょうか?
トレーニングのたびに膝が鳴るという方は、以下の点をチェックしてみてください。
膝が「ポキポキ」と鳴るのは理由とは
関節のポキポキという音の正体はまだよく分かっていませんが、関節液が弾ける音だといわれており、特に病気やケガなどの心配はないと言われています。
膝の関節だけでなく指や腕などの関節部分は、曲げ伸ばしの際に軟骨を摩擦から保護するために関節液という液体で満たされています。
そのため腕や膝を急に曲げたり伸ばしたりすると、その関節液に空洞が生じて気泡が発生し、その気泡が弾ける音がポキポキなると考えられています。
膝が「ミシミシ」と鳴るのは危険信号
ただポキポキという乾いた音は特に膝の痛みとは関係がなさそうですが、ミシミシやギシギシのように鳴る場合は注意が必要です。
骨が削れているような鈍い音で、さらに痛みがあるなら膝の関節同士が摩擦によってこすれている可能性が考えられます。
そのまま放っておくと軟骨が削れてしまい、膝関節の骨にも影響を与えかねません。
膝から鈍い音がして痛みもある場合は、トレーニングを中断して専門家へ相談しましょう!
スクワットで膝に負担がかかるフォームの特徴とは?
ここからはスクワットをしている時に陥りやすい間違った姿勢を解説します。
どれも膝に負担がかかってしまうフォームなので、しっかりチェックしましょう!
膝がつま先より出すぎている
膝を曲げてお尻を下へ落としていく動作の際に、つま先が膝よりもかなり前に出ていると鍛えたい下半身ではなく、膝関節に重心がのって負荷がかかってしまいます。
膝関節への負担が大きくなり、膝が傷む原因になるので注意しましょう!
ただ膝がつま先よりも出てしまうことだけを意識すると、重心を支えるバランスが取りづらく後ろへ倒れてしまいそうになりますよね。
そのため膝の位置を過度に気にするのではなく、重心をお尻へ乗せるよう意識しながら膝を曲げていく方法がおすすめです。
そうするとしっかり下半身に負荷がかかって、しっかりトレーニングできます。
重心の偏り
筋トレ初心者の方が陥りやすいのが、重心が偏ってしまうフォームです。
膝がつま先よりも先に出すぎていなくとも、お尻を下へ下した時に上半身が前傾していると重心が前の方にかかってしまいます。
膝へ過度に負担がかかってしまうばかりか、十分なトレーニング効果も得られないため見直しが必要です。
重心が前に偏ってしまっている場合は、背中が丸まって姿勢が伸びていない可能性があります。
そのため最初のうちは、背筋を伸ばしてゆっくりとお尻を下げながら丁寧にフォームを確認しつつトレーニングを行ってみてくださいね!
しゃがむときに膝が内側に入っている
膝が内側に入ってしまうことも、トレーニング初心者の方が間違いやすいフォームの1つ。
特に普段から内股になりがちな方は注意が必要です。
膝が内側に入ってしまうと膝関節に負担がかかってしまうので、痛みの原因になります。
膝とつま先は連動しているため、どうしても膝が内側に入ってしまうという場合はつま先を少し外側へ向けた姿勢で実施してみましょう!
スクワットで膝痛めない行い方は?膝サポーターは効果ある?
膝を傷めてしまう原因となる間違ったフォームを改善する以外にも、膝を保護したりトレーニング方法を工夫したりすることで、膝への負担は軽減できます。
いくつか紹介するため取り入れやすい方法をチェックしてみてください!
【スクワットで膝痛めない行い方①】お尻を突き出す
膝が痛む場合は膝を曲げてお尻を下げる動作の時に、お尻を突き出すようにして下げていくと重心が下半身にのるためおすすめです。
椅子に座る動作をイメージすると分かりやすいですよ!
お尻が床の平行になり空気椅子をしているようなフォームを意識しましょう。
ハムストリングスや大臀筋にしっかり負荷がかかっていることを確認しながら、1回1回の動作を丁寧に行ってみてください。
【スクワットで膝痛めない行い方②】股関節を使う
スクワットは主に太ももやお尻を使ったトレーニングだと認識しがちですが、膝関節・股関節・足首といくつもの関節を使った動作です!
そのため関節がほぐれていない方や柔軟性に不安がある方は、トレーニング前に関節をほぐしたり伸ばしたりするストレッチから行いましょう。
動作に慣れるまでは実際にスクワットを行う際、股関節から曲げていき膝関節・足首というように関節がしっかり使えているかを意識して、フォームを確かめながらゆっくり実施してみてください。
おすすめ記事:Wattbikeとは?ウォーミングアップに向いてる?股関節への運動効果について
【スクワットで膝痛めない行い方③】膝を外側に向ける(向けすぎない)
特に女性は膝が内側に向きやすいため、膝の向きを意識しておくのも重要です。
膝が内側を向いたままスクワットを行うと、膝へ負担がかかるばかりか外側の筋肉にしかアプローチできず、本来のトレーニング効果が十分に見込めません。
先にも解説しましたが膝はつま先と連動しているため、膝とつま先の向きをやや外側に向けて実施しましょう。
ただ足のバランスや形は人によって異なるため、自分が最も自然にトレーニングできる向きで行うのがおすすめです。
【スクワットで膝痛めない行い方④】踵浮かせない
スクワットでは足裏にかかる重心のバランスも大切です。
お尻を下げて負荷が太ももやお尻にかかっている状態の時に踵が浮いてしまう方は、股関節や足首がしっかり使えていない可能性が考えられます。
股関節の柔軟性に自信がない方はストレッチを行いましょう!
また足首の可動域は簡単にチェックできるため、動作を確認してみてください。
足首は浮かせた状態で角度は90度をキープします。
その状態からつま先を前後へ伸ばしてみましょう。
つま先を体方向へ向けた場合は20度・体と反対向きへ伸ばした場合は45度ほどが可動域の目安です。
それぞれの角度まで足首が回らない場合は足首が上手く使えていない可能性があるため、手でつま先を持って足首を回すストレッチを行いましょう!
【スクワットで膝痛めない行い方⑤】くるぶしの垂線上に耳の穴を置くようにする
背筋が伸びずどうしても猫背になってしまう方は、体が前傾しないような対策が必要です。
姿勢だけを気にするのではなく、上半身がぶれないような意識をもちましょう。
お尻の上げ下げによる動きと、上半身の重心が連動しないよう、どの動作の時でもくるぶしからまっすぐ垂線上に耳の穴があるようにするのがおすすめです。
下半身は屈伸しつつも上半身はぶれないので、背筋を伸ばせてフォームが崩れにくくなります。
しっかり下半身に負荷がかかっていることを実感できるはずですよ!
【スクワットで膝痛めない行い方⑥】椅子を使う
スクワットで膝への負担が心配な方や、既に膝を傷めてしまっている方は椅子を使ったスクワットに取り組んでみるのがおすすめです。
太もも全面やお尻など満遍なく鍛えられるので、十分なトレーニング効果が得られますよ。
・椅子を用意して背もたれにもたれかからず、浅く座ります。
・脚は肩幅ほどに開き、つま先はやや外側へ向けて、両手は胸の前でクロスしましょう。
・これが基本姿勢で、ここから背筋を伸ばした状態のまま上半身を少しずつ前へ倒していきます。
・最初の姿勢から45度ほど体を倒したら、その姿勢のままお尻を椅子からゆっくり持ち上げて膝を伸ばしていきましょう
・真っ直ぐ立った状態になったら、お尻をゆっくりと下ろして最初の姿勢へと戻ります。
この動作を1回とカウントし、1セット10~15回を2~3セット行いましょう。
膝サポーターも効果あり
動作だけでなく膝を保護するアイテムを使うのも、膝を傷めないようにする1つの手です。
膝は関節の中でも特に大きな負荷がかかりやすい部位なので、予防として使うのもおすすめですよ。
膝サポーターは膝を固定するため、フォームが乱れた場合に膝への負担を防いだり膝関節の動きをサポートしたりする働きがあります。
膝サポーターによって動きが制限されることで、膝を傷めるリスクが減少する仕組みです。
また膝全体を温める役割もあるので、血行を促進して膝の痛みを感じにくくするという働きもあります!
膝サポーターの形や種類はバリエーションが豊富なので、自分に合うものを選んでみてくださいね。
痛むときは休むべき
既に膝を傷めている方でスクワットの動作によって痛みが増してしまう場合は、無理をせず休むという選択をすることも大切です。
無理にトレーニングを続けてしまうと、より痛みが増してケガや病気へと発展してしまうかもしれません。
トレーニングができないことで筋力の低下が気になる方は、膝に負担がかからない方法で行ったりストレッチをしたりするなど、できる範囲で取り組みましょう!
まとめ
トレーニングを行うと膝へかかる負担はどうしても大きくなってしまうため、フォームの乱れには特に注意が必要です。

トレーニングで膝への負担が気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
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