肝臓の働きとダイエットの関係とは?肝機能を上げる為の栄養素について

肝臓がどんな働きをしているか、ご存知でしょうか?

アルコールの飲み過ぎは肝臓に負担をかける、という様なことは知っていても具体的にどんな働きをしているか知っている方は少ないと思います。

肝臓は基礎代謝の21~27%を占めるとも言われており、筋肉の基礎代謝量の18%~22%と比較しても同等かそれ以上に働いている内臓と言えます[1]

そんな働き者の肝臓、その代謝量の多さからダイエットにおいても鍵を握っていそうな存在だと思いませんか?気になる方は是非ご一読ください!

肝臓の特徴

肝臓は人体最大の内臓であり、「人体の化学工場」と言われています。

肝臓の仕事数は500以上あると言われ、人体に必要なあらゆる化学反応が肝臓で行われています。そのため、肝機能障害になってしまうとその膨大な仕事が正常に行われなくなってしまうため、しっかりと肝臓のケアはしておきたい所です。

 

肝臓の主な働き[2][3]

肝臓の代表的な働きは3つ

  • 代謝
  • 解毒
  • 胆汁の生成、分泌

 

・代謝

肝臓には腸などから吸収してきた栄養を様々な酵素の働きにより、必要な形に分解、合成、代謝します。糖やビタミンなどを貯蔵しておくこともできます。

 

・解毒

アンモニアやアルコール等身体にとって有害な毒素を解毒し無毒化し、排出します。

 

・胆汁の分泌

脂肪の消化、吸収に用いる胆汁の生成と分泌を行います。

 

肝臓は我慢強い「沈黙の臓器」

働き者の肝臓ですが、病気や炎症などにより機能が低下していっても自覚症状が現れず、気づいた頃には手遅れになってしまいます。日頃から肝臓に負担をかけている自覚がある方は肝臓のケアをしっかりと考えておくことをオススメします。

どういう事をすると肝臓にダメージを与えてしまうのか、ここで知っておきましょう。

肝臓にダメージを与える行為

肝臓に負担をかける、とはどういう行為を指すのかここで整理してみましょう。

まず代表的なのはアルコールです。アルコールの分解の際に肝臓での中性脂肪の合成が活発になり、肝臓に脂肪が蓄積していきます。そして肝臓の1/3以上中性脂肪がたまると、いわゆる脂肪肝となります。[2]

脂肪肝はもちろん食べ過ぎなどの肥満なども原因になります。

特に果糖(清涼飲料水や砂糖たっぷりの物に多いとおもってください)は大量に摂取した場合、肝臓で代謝されるのですが、その際に脂肪酸の合成が活発になり脂肪肝の原因になります。[4]

脂肪肝になると、肝臓が徐々に固くなって行き、肝硬変や肝がんなど手遅れになってしまうケースがあります。

他にもストレスなどで自律神経が乱れたり、風邪を引いたりした時などにも肝機能は低下します。

 

ストレスや体調不良にも気をつけたい所ですが、一番気をつけておきたいのがアルコールです。

アルコールの影響についてはこちらの記事もありますので是非ご一読くださいませ。

ダイエット中の飲み会・忘年会ではハイボール・ウーロン杯がおすすめ!カロリーについて解説!

 

肝機能を上げるための栄養素

・タンパク質

肝機能を上げるためには、まずアミノ酸が必要になります。

肝細胞の修復にはアミノ酸が大切になるため、適度なタンパク質を摂取してアミノ酸をしっかりと取り入れましょう。また、アミノ酸であるBCAAを摂ることで肝硬変の予後を改善できるとも言われています。[5]

 

・ビタミンB群

ビタミンB群は肝臓の機能を高める効果があります。

特に肝臓のためのドリンク剤などでよく見かけるイノシトールもビタミンB郡の一つで、脂肪肝の改善に効果があることがわかっています。[6]

 

・タウリン

タウリンの摂取で肝臓の数値を表すASTやALTの改善や、中性脂肪値が下がることがわかっています[7]。タウリンは体脂肪の減少や筋肉の増加にも役立つため非常にオススメの栄養素です。ホタテやタコ、イカ、しじみなど魚介類に多く含まれます。

 

・スルフォラファン

ブロッコリーやブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは、肝臓の保護に非常に有効という事がわかっています。強力な抗酸化、抗炎症作用により肝臓の解毒作用をサポートし肝臓の負担を減らすことができます。[8]

ピロリ菌の殺菌や、アンチエイジング効果などが期待できます。

 

 

まとめ

 


肝臓は基礎代謝の21~27%を占めるほどの働き者です。

働き者で回復も早いため、ケアさえ怠らなければ何も問題はありません。

しかし、機能が落ちたときも自覚症状はほとんどないために「気づいた頃には手遅れになる」ということは十分に知っておきましょう。

ダイエットしている人も安心ではありません。ダイエット脂肪肝という言葉もあり、無理なダイエットも肝臓に脂肪を溜め込む原因となります。

肝臓に不安のある方はまず病院で検査をするところから始めてみてはいかがでしょうか?

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参考文献
[1]厚生労働省 運動の基礎科学

[2]ニュートン別冊 人体完全ガイド改訂版2版 巧妙な構造としくみがよくわかる! 2020年3月5日発行 ISBN978-4-315-52214-3

[3]あすか製薬株式会社 よくわかる肝臓の病気 疾肝啓発 肝臓の役割

[4]Lanaspa, M., Ishimoto, T., Li, N. et al. Endogenous fructose production and metabolism in the liver contributes to the development of metabolic syndrome. Nat Commun 4, 2434 (2013). https://doi.org/10.1038/ncomms3434

[5]大塚製薬 肝硬変の栄養療法の考え方 栄養療法が肝硬変の予後を決定する

[6]Treatment with myo-inositol attenuates binding of the carbohydrate-responsive element-binding protein to the ChREBP-β and FASN genes in rat nonalcoholic fatty liver induced by high-fructose diet、Masaya Shimad, Yutaro Ichigo , https://doi.org/10.1016/j.nutres.2019.01.002

[7]肥満におけるタウリンの役割 村上茂 タウリンリサーチ(2016)Vol.2 https://www.jstage.jst.go.jp/article/taurine/2/1/2_34/_pdf/-char/ja

[8]Reserch and development for energy expending anti-obesity functional food  エネルギー代謝を活性化する抗肥満機能性食品創出のための研究開発、太田嗣人 研究番号:16H03035

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