ビタミンＣサプリメントの種類について解説！お肌のへの効果についてもご紹介

2021 8/24

2020年1月25日 2021年8月24日

美容にいいビタミンの代表と言えばやっぱりビタミンＣ！多くの動物はビタミンＣを体内で作りだすことができますが、ヒトはビタミンＣを作ることができません。そのため外から摂取することが必要となります。

ところでビタミンＣのサプリメントには様々な種類があるということを知ってましたか？

上手に使い分けて美容効果、アンチエイジング効果をアップさせちゃいましょう！ビタミンＣの効果も併せておさらいしていきます。

ビタミンＣの効果

まずは、ビタミンＣの主な効果です。

①アレルギーの軽減効果

ビタミンＣにはアレルギーを引き起こす血中ヒスタミン濃度を減少させる作用があります。そのため、花粉症などのアレルギー症状を軽減する作用があります。

②免疫力を高める効果

ビタミンCはキラーＴ細胞などリンパ球の働きを活性化し、抗ウイルス作用のあるインターフェロンを増やします。そのため、風邪やがんなど様々な病気を予防する効果が期待できるといわれています。

③骨を強くする

ビタミンＣには骨量減少作用や、カルシウムの吸収やコラーゲン合成を促進するなど骨粗鬆症への効果が期待できます。

④美肌効果

ビタミンＣはメラニン生成を抑制する効果があるため、シミ予防や美白に有効です。

また、ビタミンＣにはコラーゲンの生成を促す作用があるため、たるみやシワを改善させる効果が期待できます。しかもビタミンＣにはコラーゲンそのものを生み出す線維芽細胞を増やす働きもあります。プルプルの弾力肌にビタミンＣはマストです！

⑤アンチエイジング効果

ビタミンＣには活性酸素を除去して体内の酸化を防ぐ作用があるため、老化防止に役立つと言われています。実際にビタミンＣが不足することで老化が早まるという実験結果も出ています。

また、加齢性の白内障予防などにもビタミンＣが有効であるという研究結果が報告されています。

⑥ストレス対策

ビタミンＣは抗ストレスホルモンをつくる副腎に普段は大量にたくわえられています。しかし、ストレスが加わると抗ストレスホルモンをつくるためにたくさんのビタミンＣが使われてしまいます。

そのためビタミンＣが不足してしまうと、抗ストレスホルモンを十分に作ることができずストレスに対抗する力が弱くなってしまいます。ビタミンＣをしっかりと摂取してストレスに負けない身体作りをしましょう。

ビタミンＣの種類

おおまかにグループ分けするとビタミンCのサプリメントには以下の種類があります。

・水溶性ビタミンＣ

・持続型水溶性ビタミンＣ

・脂溶性ビタミンＣ

・リポソームビタミンＣ

それでは、ひとつずつわかりやすく解説していきたいと思います。

水溶性ビタミンＣ

ビタミンCのサプリメントとして一番一般的なのがこの水溶性ビタミンCです。「ビタミンC」サプリメントとして売られているものはほとんどこの水溶性ビタミンCと思ってよいでしょう。

ビタミンCは水に溶ける性質を持っていて、消化管で吸収され血中に送られます。また長時間身体にとどめておくことができず、摂取後２、３時間で尿として体外に排せつされてしまいます。

そのため、ビタミンCの効果をしっかりと得るためには、こまめに摂取することが必要となります。

また、ビタミンCの摂取が1日1000mg以上になると、その吸収率は50％以下になるといわれています。（しかし吸収されなかったビタミンC自体も腸内での有害物質発生を防ぐ効果が期待できると考えられています。）

持続型水溶性ビタミンＣ

水溶性ビタミンCは体外にすぐ排出されてしまいますが、持続型の水溶性ビタミンCはゆっくりと吸収されるように作られているため、持続時間が長いことが特徴です。

主に2段階の持続放出型になっており、まずは含有ビタミンCの半分をすぐに、そして残り半分を最大12時間かけて徐々に放出します。そのため、体内でのビタミンCの効果をより長期間にわたって維持できる可能性があります。（持続時間の効果には個人差があります）

持続型水溶性ビタミンCには以下のタイプがあります。

⑴タイムリリースビタミンC・サステインビタミンC

タイムリリースやサステインと書いてあるビタミンCは、セルロースという植物由来の物質を配合することで成分が少しずつゆっくり溶け出し体内に長くとどまるように工夫したものです。

これらのビタミンCは性質上サプリが時間をかけてゆっくりと溶けていくためビタミンCの効果を長時間継続することが期待できます。

⑵BufferedビタミンC

こちらはビタミンCの原材料であるアスコルビン酸にカルシウムを結合させたものです。カルシウムを添加することで消化吸収を遅くしてビタミンCの持続時間を長くするというしくみです。

ビタミンCをアスコルビン酸だけでたくさん摂ると、酸によって胃が荒れてしまう方もいらっしゃいます。ビタミンCにカルシウムを結合させると、非酸性になります。

そのため、普通のビタミンCだと胃が痛くなるという方はこのBuffered(バッファード）ビタミンCがおすすめです。

脂溶性ビタミンC

脂溶性ビタミンCは水溶性のアスコルビン酸と脂溶性のパルミチン酸という２つの物質を、１つの化合物にしたものです。水にも油にも溶ける優れもので効果も長く続きます。

普通の水溶性ビタミンCだと体内から2〜3時間で排出されてしまいますが、脂溶性ビタミンCは体内に10〜24時間とどまります。

試験管内での実験では、脂溶性ビタミンCが、脂質を保護する際の抗酸化物質として水溶性ビタミンCよりも効果を発揮する可能性があることが示されています。

脂溶性ビタミンCは水と脂質の両方に溶けるため、より抗酸化効果が期待できます。また、水溶性ビタミンCよりも血液脳関門を通過しやすく、脳と神経系に対する抗酸化効果を得られやすいと考えられています。

アスコルビルパルミテートや脂溶性ビタミンＣという名称で販売されています。

持続性ビタミンCや脂溶性ビタミンCでしたら1日に2回程度摂取すれば十分ビタミンCの濃度を高めておくことができるのでこまめにビタミンCをとる時間がない方や忘れてしまう方にはとてもおすすめです。

リポソームビタミンＣ

「飲むビタミンＣ点滴」と呼ばれ絶大な人気になっているのが「リポソーム型ビタミンＣ」です。

リポソームビタミンCは一番新しい形のビタミンCで、口から摂取できる最も強力なビタミンCと言われています。

他のビタミンCは消化器系を通過する量に限りがあるため、体内に吸収される量に限界があります。通常のビタミンCのサプリメントは全て吸収されることはありません。ビタミンCの一部は腸内のバリア機能によって血液内への吸収が阻害されたり、消化器系で破壊され体外へ排出されてしまいます。

しかしこの「リポソームビタミンC」は「リポソーム」といわれるリン脂質でビタミンCを包んで保護しています。

その中に栄養素を閉じこめることで、消化液の影響や酸化から保護することができます。リポソームビタミンCはただちに消化管に運ばれ、すぐに小腸から吸収される特徴を持ちます。

そのため、今までのビタミンCよりもはるかに高濃度に体内のビタミンC濃度を高めることができるのです。

経口摂取のビタミンCの中でも圧倒的に吸収率がよく体内のビタミンC濃度を高めることができるために、「ビタミンC点滴」に匹敵すると最近話題になっているビタミンCです。

肌の色が白くなった、体調が良くなった、肌の調子がとてもよくなった等、とにかく効果がすごい！とたくさんの口コミがネットに出ています。

デメリットがあるとすれば通常のビタミンCに比べて値段が非常に高いことと、液体のため慣れるまでは正直飲みにくくまずいです。１日２回飲もうとすると一ヶ月分で6,000円を軽く超えてしまいますのでリーズナブルとはいえなそうです。

まとめ

通常ビタミンCは水溶性なので、体内で蓄えておくことができません。そのためこまめに摂取しなければなりませんが、３時間おきにビタミンCを飲むのは正直面倒ですよね。

そんなときは持続型のビタミンCや脂溶性のビタミンCを選んではいかがでしょうか？夜寝ている間もビタミンCの濃度を高めておきたいときは寝る前に持続型のビタミンCを摂っておくと朝までビタミンCの効果を得ることができます。

また、ストレスや疲れがひどく普通のビタミンCでは物足りない方や一気に肌の質感をアップさせたい方はビタミンCの効果を最大限に得ることができる「リポソームビタミンC」がおすすめです。

喫煙する方はタバコを１本吸うと、ビタミンＣが25～50mg程度使われてしまうので要注意です。通常体内に貯蔵されているビタミンＣは約1,500mg程度と言われているため、タバコを１日20本吸う人だと、500～1000mgものビタミンＣが失われてしまうことになるのです。

そのため喫煙する方は特にビタミンCの積極的な摂取が必要です。

いかがでしたか？様々なビタミンCサプリメントの特徴を知っておくと、自分の目的やライフスタイルに一番合ったものを選ぶことができるため、より効果が得られるはずです。

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